理念

お互いを理解し、子どもが望む未来を実現するための輪を築く

アルカラが最も大切にしていることは、
子どもを取り巻く環境を理解し、
皆で支援する「輪」を作るハブの役割を果たすことです。

◎「子どものために」同じ目標を持つ支援の輪を築く◎

子どもの幸せを願い、成長を支えたいと奮闘する保護者の方や先生方は、本来同じ目標に向かう仲間です。
子ども自身も、逆境だって乗り越えられる大きなパワーを持っています。

それなのに、関係が上手くいかなくて苦しんでいる。
本来の願いは同じはずなのに、上手くいかないせいで対立構造になってしまう。

みんなが同じ気持ちを持っていることを知っているアルカラは、この状況を解決し、子どもを中心とした「支援の輪」を築きます。

◎“分からない”の壁を超える◎

苦しくなってしまう原因は、「分からない」ことです。

  • お互いの場での状況が分からない。
  • 何が問題なのか分からない。
  • どう対処すればいいのか分からない。

この壁を乗り越えるため、アルカラはお互いが理解しあうことを目的に行動し、困った状況を解決しにいきます。

◎アルカラの行動指標◎

子ども・保護者・先生、それぞれの想いや状況を大切にして支援するアルカラは、6つの指標を掲げて行動します。

相互理解の環境を整え、子どもたちが望む未来を実現することが、私たちの使命です。

子どもが望む未来へみんなで一緒に進むため、アルカラは歩み続けます。

◎社名「アルカラ」に込めた願い◎

★「アル」は「在る」
一人ひとりの居場所を作ること、
一人ひとりの幸せなあり方を探ることを目指します。

★「カラ」は「color」
色とりどりの、一人ひとりの個性に応じたcolor(色)を尊重します。

代表からのメッセージ

◎アルカラ設立の経緯◎

小さい頃から、年下の子の面倒をみるのが大好きでした。 
理学療法士として働く中で
放課後等デイサービスに関わる機会があり、気づいたことがあります。 

「ここに来る前、学校ではどう過ごしているんだろうか。」
「ここでは職員みんなが理解しているから大丈夫。でも、学校では多くの人に理解してもらうのは難しい。そのために、はがゆい思いをしている子どもたちがいる。」

どうにか力になりたいと思い、自分で小さな事務所を立ち上げました。

◎「支援の輪」を目指す理由◎

最初は訪問先で 

  • 「難しいことを言われても、実践できないよ。」
  • 「時間が無いし、学校では病院と同じことはできません。」

と言われるなど、医療従事者のエゴをおしつけてしまったと反省しました。 

子どものためとはいえ、こちらの都合を押し付けても状況は改善しない。 
本当の意味で子どもが望む生活を実現するためには 
周囲の協力が必要不可欠であると気づき、試行錯誤を繰り返してきました。 

また、多くの保護者の方とお話する中で見えた課題もあります。 

  • 「支援センターや診察室では、子どもが暴れるのを抑えるのに必死でメモもとれない。」
  • 「学校の先生や施設の人に伝えなきゃいけないのに、うまく伝えられない。」
  • 「診察室の様子はこの子のごく一部で、アドバイスをもらっても日常は上手くいかない。」

そんなふうに、「頑張ろうとしているのに上手くいかない」と 
苦しんでいる保護者の方が多くいることに気づきました。 

私たちは、子どもたちが望む未来を目指しています。 

そして同時に、周囲の大人の皆さんの気持ちにも、少しでも応えたい。 

皆さんと協力し、役割分担し、 
子どもを支える支援の輪を作って 
相談しながら支え合っていくことが 
子どもにとっても大人たちにとっても必要なことだと思うからです。 

だから、私たちアルカラは 
子どもが望む未来を実現するため 
周りの人々と一緒に「支援の輪」を作ることを掲げています。 

◎あなたの力になるために◎

保育所等訪問支援というサービスがあることを、 
助けを求めていい相手がいることを、 
多くの方に伝えたい。 

状況は、簡単に変わるようなものではないから、 
無責任にエラそうなことは言えませんし、 
決して安請け合いはできません。 

それでも、 
なるべく「困り感」を減らしたい。 
なるべく「できること」を増やしたい。 

そうやって、なるべく「子ども達が望む未来」に近づくためのお手伝いをしたいのです。 

子どもたちの笑顔に、僕の方が励まされる毎日です。 

今は関係が上手くいかなくて、しんどいかもしれない。 
気持ちのコントロールが難しくて、自分も相手も辛くなっているかもしれない。 
頭では分かっているのに、できないことがあるかもしれない。 

それでも諦めずに毎日を過ごす子どもたちと、周りの皆さんの力となれるように。 

子どもたちが望む未来を目指して、進み続けます。 

代表  森 友樹